洗い物をしていたら、キッチンの窓からきれいな夕焼けが。
とってもきれいなんだけど、なんだか怖い。
すぐに夕日も沈んで暗くなっていく空の色にも色々な色がある。
最近、DVDばっかみてますが、今日は”jindabyne“。
原作は、アメリカのレイモンド・カーヴァーの”So Much Water So Close to Home”ですが、オーストラリアの映画です。
これは、すごく評判になっていて、見逃したやつなんだけど、スクリーンで観たかった。
景色が本当にミスティックで、すごく静かな映画なんだけど次に何が起きてもおかしくないようなドキドキがあった。
ネタバレあり。
女性の死体を発見しながら、釣りを優先させた男4人組。
この人たちは決して悪い人じゃないし、自然に吸い込まれるように釣りに没頭していった感じがした。
映画を観てて思ったけど、これって男女の問題の捉え方の相違点みたいなものが見える気がした。
個人差はあるとしても、男の人は、結果に注目して、女の人は、過程を大切にするところがあると思う。
stewartは、悪かったけど、もう済んだことだし、どうしようもないことだから、もうほっておいて欲しいと思うことも、claireは、どうしてそんなことをしてしまったのか、そのことをどんな風に思うのかを考えずにおれない。そして、なんとかして、それを償いたいと思っている。
stewartが、終わったことだと思っている限りは、溝は深まるばかり。
どちらか一方にとってたいした事でなくても、ちょっとした亀裂は大きくなって、二人の関係を崩してしまうこともあるんだなー。
この映画で、興味深いのは、もう一つ。アボリジニの儀式。
なかなかお目にかかれない気がする。
みんな悲しみに包まれているんだけど、すごく美しくって感動的だった。
お勧めの映画です。
最近見る映画、はずれが少ない気がする。大体、許容範囲広いけど・・・
途中で寝てしまった旦那に、内容をかいつまんで話したら、苦笑い。
そう、こんなにシリアスではないけど、私たちもけんかする時、よく、「ごめんていいよるやろ。」「どうしてそげんするか、っち聞きよるとよ」とかってあるな。
レイモンドカーバーファンですが、映画の存在は知りませんでした。早速探してみます!
このはなしはそこはかとなく怖い話ではありますね、でもカーバーのタイトルづけはいつも冴えてると思います。
ちなみにうちの会社の近くのカフェにカーバーの小説に出てきそうな、ちょっと人生に疲れた感じのマスターがいます。
私も最近トンと本を読んでないけど、レイモンド・カーバーは好きな作家でした!
面白そう。。。今度探してみようっと!
窓からの景色、ステキですね。
ステキだけど、オーストラリアの壮大な自然とあいまって、敬虔な気持ちになります。
ウルルを聖地に生活してきたアボリジニたち。。。こういう自然に囲まれながら、何を考えて生活していたんだろうと考えると、自分の知らないことはこの世の中にまだいろいろあるんだと実感させられます
☆ゆりちゃん
レイモンド・カヴァーは、村上春樹の訳本を1作品読んだだけなんですが、原作読んでみたくなりました。
最近は、本をあまり読まないから、とりあえず持ってるのから片付けなくては!
人生に疲れた感じのマスター。なんかコーヒー、おいしく入れてくれそう。
☆りおんさん
りおんさんもレイモンド・カーヴァー好きですか。
陰のあるような作品を作る人なんですかね?
映画のjindabyneの景色もすごかったです。
ウルル、行かれたんですか?
私はまだ行ったことないですが、行ってみたいです。登ったりはしたくないですが。。パワーもらえそうですよね。