カンガルー狩りと私の収穫

午前中に村の人々を訪ねて周った時に、向こうから大きなブーメランをもって歩いてくる男性がいた。

おみやげではないブーメランもってるなんてすごいことなのに、何故か写真ゼロ。(何千枚も撮ったのに…)
後から考えたら、このトニー、かなりサービス精神旺盛な人なので、多分、「お!外人きたぜー。ブーメランでも見せてやっか」って持ってきてくれたんだと思うんだけど… 投げてみてー!とかお願いしてみればよかったな。
いろんなことに夢中すぎて、後で気づいた!

で、このトニーがカンガルー狩りに連れて行ってくれることになった。
女性が男性がする狩りについていけるってのは珍しいらしく、ワクワク。
ランチの後にみんなを迎えに行って、ブッシュへゴー!
(写真がところどころもやってなってるのは車からの撮影のため、窓のゴミや虫がうつりこんでます。修正するヒマがないので、見苦しくてすいません。)

途中、アウトステーション(コミュニティ内に住まずに村の外で暮らす人の集落)で、ブーメラン以外の文明の利器などを調達。

その後、ちょっとして写真休憩をとってくれました。トニー、すごいいいガイドさん!

これ、あちこちにあった。ブッシュメロン。まずいらしい。いっぱいなってるのに見向きもされず。

写真じゃうまくうつってないけど、ふわっと風が吹いて、細い植物がたくさんふんわり凧みたいに上がっていったのが幻想的だった。

再出発。道か?というところで左折。
しかも、レンタカーやさんがみたらびっくりの木をなぎ倒し、枝をバリバリキキー!

まぁ、まだタイヤの跡あるし、まだ道っぽい。

でも、こうなってみると何がなんだか。

そして、ストップ。周り一面こんな感じでもう、私達には道なんてわかりません。

木の葉っぱをとってみんなに渡してくれました。

ここは、岩がゴツゴツで水場になっていて、水=砂漠でのサバイバル&動物たちもいるっていうことで重要らしい。
この石にさっきの葉っぱをこすって、「じいちゃん、カンガルーをお願いします」みたいなことを言う。
みんなでやりました。

これが水場跡地。水はもうなかった。

ここで、昔ダンパーを作っていたそうです。

ここから本格的にカンガルー探し。
ハイウェイでもずーーと先に車が来たのが見えるくらい目がいいアボリジニの人々。私、目だけはすっごくいいのに、「車来た!」って聞いて、その後、点らしきものが見えるのに1,2分かかったよ。そのくらいすごい人々なので、私なんかねぇ、って思って気を抜いたらその度に「カンガルーはいた?」と聞かれるので、一生懸命探す。だんだんと、何もかもがカンガルーに見えてくるくらい。

残念ながら、トニーのブーメランの腕を見せてもらうことなく、今回はおしまいになりました。
「この前来たときはいたんだけどなぁ」と、言っていましたが、狩りとはそういうものなんだろうな。

でも、この狩りに連れて行ってもらったお陰で、すっごい収穫。
だって、こんな大平原、またいつ見れるか分からんし、それに、私達にはちんぷんかんぷんでも、トニーにはしっかり道がわかってて、仮に車が故障しても、水場は分かるし、煙を炊けば誰かが見つけてくれる、って安心らしい。
あー、私は今アボリジナルアートの絵の中にいるんだー!って思ったら、それだけで、すごく幸せな気持ちになった。
(本当は逆で、この道が後にアートなんだけど。)
そして、これからだって、私にはこの道のりはまったく分からないけど、前日にハイウェイを通った時には全く意味のなかった道のくぼみや、平原からつき出ている石や岩に意味があることを知ったのはすごく感動だった。
価値観というのは人それぞれだけど、ぜんぜん違う人たちの生活、価値観を知れるのは本当に喜びだと思う。


帰り道に、また遠くに点が見えた。今回は私も分かるぞ!って思ったら、トニーがその点はラクダだという。なんで、点がかろうじて見えるくらいなのに、車かラクダか分かるのが不思議。すごい!!
今回、旅で一番見た動物は、犬以外では、ラクダだった。


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