バーバラについて

現在日本滞在中のの画家、バーバラ・ウィアに話を聞いてきた時のビデオの編集が終わったのでyoutubeにアップしました。
彼女のこれまでたどってきた人生のほんの一部分ですが、本人に話を聞くというのはとても貴重な体験だと思います。

彼女は、「盗まれた世代」の1人です。
ググってもらえれば上手な説明があると思いますが(説明ベタなので。。)、今からたった40年くらいまで混血のアボリジニを親からひきはなすという政策がオーストラリアでは100年も続いていました。映画「裸足の1500マイル」もそれを題材にした映画です。
ある日いきなり親から引き離されて、あちこちと知らない、言葉もわからない場所へ連れて行かれ、そして、ある日、見捨てられてしまう。
そして、自分の生まれた場所へやっと戻ってこれると思ったら、場所がわからない。
やっとわかって、辿り着いたら、実の母親から拒絶される。(生まれた時から拒絶されていたそうです。)
そんな、心が裂けるような長くて辛い日々を乗り越えて、彼女は今ではユートピアのリーダー的存在。

バーバラが言うように、本当に取り返しがつかない、どうしようもないこと、ってあると思うけど、本当にそれをいい方向に持っていけるように、と考えたなら、やはり、居住区に戻ることのできた、両方の文化を知っている「盗まれた世代」、そして、その後の世代の人たちが、新しいアボリジニの社会を作っていくんだろうなと思う。
今のアボリジニの社会は、いろんな面で問題を抱えていると思うけど、それを強い力で建てなおしていけるのは、そういう人達だと思う。
私はよそもので、何をいう権利もないけれど、願わくは、今の社会のいいところも取り入れつつ、お金や制度をもう少しうまく使えるようになって、でも、新しいソングラインを作りながら、大切な伝統を守っていければいいな、って思う。

彼女とは、まったく違う、ぬくぬくとしたところで自由にすごしている私だけど、私が辛い時とかきつい時とかも(まぁ、だいたい病気関連です…)、なにか起きた時にそれをいい方向に持って行かないと!っていう気持があって、バーバラとはそういう考え方にすごく共感した。
ほんの少し時間を過ごしただけなのに、とっても暖かい幸せになれるオーラを持った人でした。


2 comments

  1. kin

    バーバラさんと内田真弓さんのお話、大変興味深く読ませていただきました。 貴重なビデオを公開してくださってありがとうございます。 盗まれた世代の話は、本や映画などでも知ってましたが、つらいことがあってもそれをプラスにしている人もいるんだなぁ、とほんとにポジティブな気持ちになりました。 自分の育った環境、社会や人のせいにして、うまくいかないことを正当化しがちですものね。 内田真弓さんも、伝言ネットでのエッセイを楽しみにしてました。 素敵な人ですよね。 これからもブログ楽しみに読ませていただきます。 

    • けだま

      *kinさん

      本当に二人共ポジティブなエナジーを持ってる人なのでこの日はとっても楽しかったです。
      自分の身に起きたことに囚われてても何も始まらないけど、自分ではどうしようもない出来事が、他の人の意志によって起きた時って言うのは、本当に辛いことだと思います。
      それに何度も負けずに生きてきたバーバラの強さは本当にすばらしいですよね。

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