アボリジニのTVチャンネルと映画

少し前にNITV(National Indigenous Television)というアボリジニ、トレス海峡諸島民が中心となって作られるTVちゃんねるがスタートしました。

もちろん、部族ごとにとか、個人個人で伝承して行かないといけない、でも、他人にはシェアできないことがたくさんあると思うし、それを現代で守って継承していくことの難しさってあると思うけど、何万年も続いたアボリジニの歴史の中で、多くの人にシェアできるものもまた、たくさんあって、このテレビを通して発信していくことの意義って大きいと思う。
自分の土地から離れて暮らしてるアボリジニの人達、アボリジニではないオーストラリア人や私たち外国人でオーストラリアに住んでる人がFirst Australianであるアボリジニの文化に触れやすくなるというのは、ほんとうに素晴らしい!
オーストラリアのことは彼らがよく知ってるんだから、学ぶこともたくさんあるだろうし、テレビをきっかけに、いろんなことを知っていって、興味を持っていければいいと思う。
ちょっと思うのは、今は、自分たちのルーツに寄ってバラバラな感じだけど、ルーツがどこであっても、オーストラリアに住んでいて、おばあちゃんの知恵みたいなものが、もとをたどれば、実はアボリジニの人たちの教えなんだよ、っていうことが増えていくような、そういう風になればいいなって思ってたので、このチャンネルで文化の交流が深まるきっかけになればいいな。

この間は、NITVで映画”toomelah“をやってたので観ました。

toomelahというのは、NSWとQLDの境目にあるステーション(アボリジニ居住区)の名前です。
主人公を始め、ほとんどがそこに住んでいる人たちが起用されているので、人によってはちょっとお芝居が。。。っていうのもあるけど、主人公の少年役のダニエルは、とても自然で、お芝居初めてとは思えない。
フィクションだけど、とても悲しいけど、これがtoomelahや他のコミュティの多くの現実なので、観ていて悲しくなってしまった。
環境がとても悪く、ダニエルにとってロールモデルといえる人は、親ではなく近所のギャングたち。
アボリジニの自殺率が高いこと、盗まれた世代の人たちがもどる場所(精神的にも物質的にも)がなくなってしまっていることなども触れられている。
遠い国のかわいそうな話ではなく、移民であふれ、今の時期はショッピングで町を賑わしてるこの国のもう一つの現実。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。